中国ではGoogle・LINE・YouTubeがすべて使えない
中国のネット規制は世界で最も厳しく、日本人が普段使うアプリの大半が使えない。
中国政府が運用する「グレートファイアウォール(GFW / 防火長城)」により、海外の主要サービスは軒並みブロックされている。2000年代初頭に導入されて以降、年々精度が上がっており、2025〜2026年にかけてもVPN遮断の手口はアップデートされ続けている。渡航前の対策が必須だ。
この記事は中国渡航者向けのネット環境ハブページとして、使えないアプリ一覧・VPN/eSIMでの対策・地域別の違い・目的別の準備・よくあるトラブルまでまとめて掲載している。用途別の詳細は各セクションのリンク先で深掘りできる。
中国で使えないサービス・使えるサービス一覧
| カテゴリ | サービス | 利用可否 |
|---|---|---|
| メッセージ | LINE、WhatsApp、Telegram | × 規制× 規制 |
| メッセージ | WeChat(微信) | ◯ 利用可能◯ 利用可能 |
| 検索 | Google、Yahoo! | × 規制× 規制 |
| 検索 | 百度(Baidu)、Bing | ◯ 利用可能◯ 利用可能 |
| SNS | Instagram、X、Facebook | × 規制× 規制 |
| 動画 | YouTube、Netflix、TikTok(海外版) | × 規制× 規制 |
| 動画 | Bilibili、YOUKU | ◯ 利用可能◯ 利用可能 |
| ビジネス | Zoom | × 規制× 規制 |
| ビジネス | Teams、Outlook | ◯ 利用可能◯ 利用可能 |
| メール | Gmail | × 規制× 規制 |
| 地図 | Googleマップ | × 規制× 規制 |
| 地図 | 百度マップ、高徳地図 | ◯ 利用可能◯ 利用可能 |
| AI | ChatGPT | × 規制× 規制 |
| 決済 | Alipay、WeChat Pay | ◯ 利用可能◯ 利用可能 |
| ストレージ | Dropbox、Google Drive | × 規制× 規制 |
ChatGPTも規制対象で、中国からはVPNなしでアクセスできない。ChatGPTの利用方法は中国でChatGPTを使う方法で解説している。
Instagram・X(Twitter)などのSNSもすべてブロックされている。各SNSの規制状況と対策は中国でInstagram・X(Twitter)を使う方法にまとめている。
Microsoft系サービス(Teams、Outlook、Bing)は規制対象外だ。ビジネス利用ならTeamsが安定して使える。
地域による規制の違い(本土・香港・マカオ・台湾)
中国と一口に言っても、エリアによってネット規制の状況は大きく異なる。
- 中国本土(北京・上海・広州・深圳など) — GFWの対象。VPNなしではGoogle・LINE・YouTubeなど主要サービスは使えない
- 香港 — GFW対象外。Google・LINE・Instagramなど世界の主要サービスがVPNなしで使える。ただし2020年以降は一部国家安全関連の規制が追加されている
- マカオ — GFW対象外。香港と同様に国際サービスが利用可能
- 台湾 — 全く別の国扱い。中国のネット規制とは完全に独立で、日本と同じ感覚でネットが使える
香港・マカオの扱いは中国ネット規制と香港マカオの違いと上記FAQで整理している通りだが、注意点は本土↔香港の移動時の切り替わりだ。高速鉄道や橋で本土と香港を往復する場合、本土に入った瞬間にGFWが働き始める。旅行全体を通してVPNを入れておくのが安全策になる。
中国の Wi-Fi・SIM 環境の実態
中国ではVPN以外にも、Wi-FiやSIMの使い方が日本と大きく異なる。
ホテル・空港のWi-Fi
大手ホテルチェーンや国際空港のWi-Fiは安定しているが、GFWは当然効くため、VPNなしではGoogleやLINEには繋がらない。セキュリティ面でもフリーWi-Fiは注意が必要で、詳しい対策は中国のフリーWi-Fi事情と安全対策でまとめている。ホテルWi-Fi全般のセキュリティはホテルWi-Fiの安全な使い方も参考になる。
現地SIMカード・eSIM
中国本土で現地SIM(China Mobile・China Unicom・China Telecom)を買うと、APNが本土仕様になるためGFW経由の通信になる。これに対し香港APN接続のeSIMを使えば、VPNなしでもGoogleやLINEに繋がるケースがある。詳しくは中国で使えるeSIM比較でまとめている。
地図アプリ
Googleマップは中国本土では使えない。百度マップ・高徳地図(中国語)や、ダウンロード済みのオフライン地図を使うのが基本になる。詳しい準備方法は中国で使える地図アプリまとめを確認してほしい。
日本のLINEを使い続ける方法
LINEは中国本土で完全にブロックされている。日本の友人・家族・会社との連絡に必要な人は中国でLINEを使う方法と中国でLINEが使えない時の知恵袋まとめの両方を出発前に読んでおくことを推奨する。
中国のネット規制対策1:VPNを使う
VPNは中国のネット規制を突破する最も確実な方法だ。VPN経由で日本のサーバーに接続すれば、Google・LINE・YouTubeなどすべてのサービスが使える。YouTubeの視聴方法は中国でYouTubeを見る方法の知恵袋まとめも参考にしてほしい。
重要:VPNは必ず日本にいる間にインストールしておくこと。 中国に入ってからではVPNサービスのサイトにアクセスできない。
中国で実績のあるVPNは以下の3つ。
- かべネコVPN — 中国特化の日本企業。月額480円。接続方式が豊富で中国での安定性が高い。21日間の無料トライアルあり。かべネコVPNの使い方・登録手順はこちら
- NordVPN — 世界最大手。中国以外の国でも使う人に最適。30日間返金保証
- Surfshark — 月額$1.99からのコスパ重視。デバイス無制限
各VPNの詳しい比較は中国で使えるVPN比較記事を参照してほしい。全VPNの総合比較はおすすめVPNランキングでも解説している。実際に中国で使ったユーザーの声は中国VPNの知恵袋まとめと中国VPN無料トライアルの使い方で紹介している。
VPNが中国本土で繋がらない時のトラブルシューティング
中国ではVPN遮断技術が日々アップデートされており、普段使えているVPNが突然繋がらなくなることがある。特にNordVPNは汎用型で中国対策が手薄になる時期があり、かべネコVPNは日本運営で中国特化チューニングを続けているが、それでも一時的な不調は起こる。
- NordVPNで繋がらないケース → NordVPNが中国で繋がらない時の対処法
- かべネコVPNで繋がらないケース → かべネコVPNが中国で繋がらない時の対処法
- どちらを選ぶか迷う場合 → かべネコVPN vs NordVPN中国での比較
事前に予備のVPNを2種類準備しておくと、片方が落ちてももう片方で凌げるため、長期滞在者には2本持ちを推奨する。
中国のネット規制対策2:eSIMを使う
eSIMにはVPN不要タイプ(香港APN経由)と通常タイプがある。
VPN不要タイプは香港のネットワークを経由するため、一部のケースでLINEやGoogleが使える。ただし安定性は時期によって変動する。確実にアクセスしたいならVPNとの併用がベストだ。
eSIMの詳しい比較は中国おすすめeSIM比較記事を確認してほしい。各社のプランや料金は海外eSIM比較ランキングにまとめている。
番号維持・海外送金の準備
中国赴任や長期滞在の場合、日本の電話番号維持と海外送金の手段も確保しておこう。
- 日本の電話番号維持 — 格安SIMへの乗り換えやeSIMでの番号保持が可能。詳しくは海外での電話番号維持の方法を参照
- 海外送金 — 中国から日本への送金にはWiseが手数料最安。詳しくは海外送金サービス比較を参照
旅行者・出張者・駐在員別のネット対策ポイント
旅行者(1〜2週間)
最低限VPNだけ準備すればOK。ホテルのWi-Fiとスマホのテザリングで対応できる。eSIMがあるとさらに便利だ。短期の準備方法は中国出張3日間のネット準備ガイドが参考になる。
出張者(数日〜1ヶ月)
VPN+eSIMの組み合わせを推奨する。ビジネスでZoomを使う場合はVPN必須だが、TeamsならVPNなしで使える。詳しくは中国でZoom・Teamsは使えるかで解説している。
駐在員(3ヶ月以上)
VPN・eSIM・番号維持・銀行アクセス・送金手段をすべて準備しておく必要がある。出発前のチェックリストは中国赴任のデジタル準備チェックリストを活用してほしい。駐在員同士の知恵袋的なQ&Aは中国駐在員のネット準備まとめに集約している。
日本の銀行サイトへのアクセスにもVPNが必要になるケースがある。中国から日本の銀行サイトにアクセスする方法と中国で日本の銀行アプリが使えない時の知恵袋まとめを事前に確認しておこう。駐在員のクレジットカード運用は中国駐在員のクレジットカード知恵袋まとめでも整理している。
出張者向けには中国出張ネット環境の知恵袋まとめも用意しており、1週間前後の出張で特に気をつける点をコンパクトにまとめている。
LINEの利用方法については中国でLINEを使う方法で詳しく解説している。
「中国でGoogle使えない」「中国でVPN使うのは違法?」といった疑問は、中国でGoogleが使えない時の知恵袋まとめと中国VPNの違法性に関する知恵袋まとめでも解説している。
渡航前のチェックリスト(早見表)
出発までに準備しておくべき項目をまとめる。
| 項目 | 推奨 | 関連記事 |
|---|---|---|
| VPN契約(2本推奨) | かべネコ+NordVPN | 中国VPN比較 |
| VPNアプリ事前インストール | 必須(中国入国後は入れられない) | VPNの無料トライアル |
| オフライン地図ダウンロード | Googleマップ+Maps.me | 中国で使える地図アプリ |
| eSIM購入 | 香港APN型が便利 | 中国eSIM比較 |
| クレジットカード | Visa/Master 2枚以上 | クレジットカード知恵袋 |
| ビジネス用ツール確認 | Teams/Outlookは可、Zoomは要VPN | 中国でZoom・Teams |
| LINE代替手段 | WeChatアカウント作成も | 中国でLINE |
まとめ:中国渡航前にVPNの準備は必須
中国では日本で使う主要アプリの大半が規制されている。VPNは渡航前に必ず準備しておこう。
- VPN — かべネコVPN(中国特化)またはNordVPN(総合力)がおすすめ
- eSIM — VPN不要タイプなら一部サービスが使えるが、VPN併用が確実
- 赴任の場合 — 番号維持・送金手段も含めて総合的に準備を
※VPNの利用は渡航先の法律に従い、ご自身の責任で行ってください。当サイトは特定の国でのVPN利用を推奨するものではありません。