結論:VPNがあれば中国でもChatGPTは使える
中国ではChatGPT(chat.openai.com)が完全にブロックされている。だがVPNを使えば普通に使える。
中国のグレートファイアウォール(GFW)はOpenAIの全サービスを遮断している。ブラウザ版もアプリ版もアクセス不可だ。
しかし、VPNで日本や米国のサーバーに接続すれば即解決する。GPT-4oもGPT-4.5も、日本にいる時と同じ感覚で使える。筆者も上海出張中にNordVPNでChatGPTを毎日使っていた。
なぜ中国でChatGPTが使えないのか
中国政府はGFW(金盾)で海外サービスを広範囲にブロックしている。ChatGPTも規制対象だ。
ブロックされている理由は主に2つある。
- 情報統制: ChatGPTは検閲できない回答を生成するため
- 国産AI保護: 中国独自のAIサービス(文心一言、通義千問など)を優先させるため
chat.openai.comだけでなく、OpenAIのAPIエンドポイントも規制されている。つまり、ChatGPTを組み込んだサードパーティアプリも動かない。
中国のネット規制の全体像は中国のネット環境完全ガイドで詳しく解説している。
VPNでChatGPTを使う手順(5ステップ)
重要:必ず日本にいる間にすべての設定を終わらせること。 中国に入ってからではVPNの公式サイトにアクセスできない。
ステップ1:VPNに登録する
NordVPNの公式サイトでアカウントを作成する。2年プランなら月額$3.49からで、30日間の返金保証がある。短期出張なら帰国後に返金申請も可能だ。
ステップ2:アプリをダウンロード
iPhone・Android・PC、使う端末すべてにアプリを入れておく。ChatGPTをスマホで使うなら、スマホへのインストールは必須だ。
ステップ3:ChatGPTアプリも事前にダウンロード
中国のApp StoreにはChatGPTアプリが存在しない。日本のApple IDでダウンロードしておこう。Android版はAPKファイルを事前に取得しておくと安心だ。
ステップ4:日本で接続テスト
VPNに接続した状態でChatGPTが正常に動くか確認する。チャットの送受信、画像生成、ファイルアップロードなど、使いたい機能を一通り試しておく。
ステップ5:中国で接続する
中国到着後、NordVPNアプリで「日本」サーバーに接続する。接続完了後、ブラウザでchat.openai.comにアクセスすればChatGPTが開く。アプリ版も同様に使える。
おすすめVPN:NordVPNとかべネコVPN
NordVPN — 速度と安定性のバランスが最良
ChatGPTはテキスト生成に通信速度が必要だ。NordVPNは日本サーバーへの接続速度が速く、長文生成でもストリーミング表示が途切れにくい。世界111カ国にサーバーがあるため、ChatGPT以外の用途にも使える。
かべネコVPN — 中国特化で接続が安定
かべネコVPNは中国のGFWに特化した日本企業のサービスだ。VLESS+VisionやTrojanなど複数の接続方式を備えており、GFWの規制強化時にも対応が早い。21日間の無料トライアルがあるので、渡航前にテストできる。
どちらか迷うなら、両方入れておくのが最善だ。筆者はNordVPNをメイン、かべネコをバックアップとして使っている。片方が繋がらない時にもう片方で接続できるので安心感が違う。
VPNの詳細比較は中国で使えるVPN比較を参照してほしい。総合的な比較は海外おすすめVPN 3選にまとめている。
ChatGPT利用時の注意点
VPN接続が切れるとセッションが途切れる
長文を生成中にVPN接続が切れると、回答が途中で止まる。NordVPNの「自動接続」機能をONにしておくと、切断時に自動で再接続されるため安定する。
モバイルデータ通信のほうが安定する
ホテルや空港のWi-FiではVPN接続がブロックされることがある。eSIMのモバイルデータ通信のほうがVPN接続は安定しやすい。中国渡航時はeSIMも用意しておくと万全だ。
ChatGPTの利用自体は問題ない
中国で個人がVPN経由でChatGPTを使うことについて、外国人旅行者が処罰された事例は報告されていない。ただし、ビジネス利用で大量のAPI通信を行う場合は注意が必要だ。
LINEやInstagramなど他のサービスも使いたい場合は、中国でLINEを使う方法も確認しておこう。
まとめ
- 中国ではChatGPTがGFWにより完全ブロックされている
- VPNで日本サーバーに接続すれば、ブラウザ版もアプリ版も使える
- 渡航前にVPNとChatGPTアプリの両方をセットアップしておくこと
- おすすめはNordVPN(速度重視)とかべネコVPN(中国特化)の併用
※VPNの利用は渡航先の法律に従い、ご自身の責任で行ってください。当サイトは特定の国でのVPN利用を推奨するものではありません。