中国ではGoogleマップが使えない。現地アプリが必須
中国のGFW(グレートファイアウォール)によりGoogleマップは完全にブロックされている。代替の地図アプリを入れておかないと、現地で移動に困る。
筆者も初めての中国出張で、空港を出た瞬間にGoogleマップが開かず焦った経験がある。タクシー乗り場がわからず、30分以上ウロウロした。
この記事では、中国で実際に使える地図アプリ3つを紹介する。結論から言えば、高徳地図(Amap)がベストだ。
おすすめ地図アプリ3選
1. 高徳地図(Amap) — 最もおすすめ
高徳地図は中国で最も利用されている地図アプリの一つ。Alibaba傘下のサービスで、地図データの精度が高い。
メリット:
- 英語表示に対応しており、外国人でも使いやすい
- リアルタイムの交通情報が正確
- タクシー配車機能が内蔵されている(DiDi連携)
- 地下鉄の乗り換え案内が詳細
- 徒歩ナビの精度が高い
デメリット:
- 日本語には非対応
- アプリのダウンロードに中国のApp Storeまたは事前準備が必要
上海・北京・深圳などの主要都市はもちろん、地方都市でもカバレッジが広い。筆者は成都や昆明でも高徳地図を頼りに移動していた。道に迷うことはほぼなかった。
2. 百度地図(Baidu Maps) — 情報量が豊富
百度地図は検索エンジン大手の百度が提供する地図アプリだ。
メリット:
- 施設情報(営業時間、口コミ、写真)が充実
- ストリートビュー機能あり
- 店舗内のフロアマップに対応している場所もある
デメリット:
- 中国語のみ。英語表示に非対応
- UIが複雑で慣れるまで時間がかかる
- 広告表示がやや多い
中国語がある程度読める人や長期滞在者には便利だ。ただし中国語が読めない旅行者には高徳地図の方が使いやすい。
3. Apple Maps — iPhoneユーザーなら手軽
Apple Mapsは中国では高徳地図のデータを使用している。そのためGoogleマップと違いブロックされていない。
メリット:
- iPhone標準アプリなので追加インストール不要
- 端末の言語設定に合わせて日本語表示される
- Siriでの音声検索に対応
デメリット:
- 施設の口コミ情報は高徳地図や百度地図に比べて少ない
- タクシー配車機能は限定的
- Androidでは使えない
iPhoneユーザーで「とりあえず地図が使えればいい」という人には最も手軽な選択肢だ。中国語が読めない旅行者にも向いている。
VPNでGoogleマップを使う方法もある
VPNで日本サーバーに接続すれば、中国でもGoogleマップは使える。ただし注意点がある。
- 中国国内の地図データは現地アプリの方が正確: Googleマップの中国データは位置ズレ(GPSオフセット)が発生することがある
- バス・地下鉄の乗り換え情報が不十分: 路線の更新頻度が現地アプリより低い
- VPN接続が不安定だと地図が読み込めない: 電波が弱い場所では致命的
結論として、中国国内の移動には現地アプリを使い、Googleマップは「日本の地図を確認したい時」や「海外の目的地を調べる時」に使うのが実用的だ。
VPNの詳しい比較は中国で使えるVPN比較を参照してほしい。総合比較は海外おすすめVPN比較ランキングにまとめている。
タクシー配車との連携
中国のタクシーは流しで拾うより配車アプリを使う方が確実だ。
- DiDi(滴滴出行): 中国最大手の配車アプリ。英語対応あり
- 高徳地図の内蔵配車: 地図で目的地を選んでそのまま配車できる
高徳地図の配車機能は、DiDiを含む複数の配車サービスを横断検索してくれる。アプリを切り替える手間がなく、料金比較もできて便利だ。
中国への短期渡航の準備全般は中国弾丸トリップ・短期出張ガイドで解説している。ネット規制の全体像は中国のネット環境完全ガイドを確認してほしい。
まとめ
- 中国ではGoogleマップがGFWにより使えない
- 高徳地図(Amap)が外国人にとって最も使いやすい
- Apple MapsはiPhoneユーザーなら追加設定不要で使える
- VPN経由のGoogleマップは使えるが、中国国内データは現地アプリが正確
- 出発前に高徳地図をインストールしておくこと
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