結論:TeamsはVPNなしで使える。ZoomはVPN必須
Microsoft Teamsは中国の規制対象外。Zoomは規制対象でVPNが必要だ。
中国出張・赴任でビジネス会議が止まるのは致命的だ。事前に対策を知っておこう。
なぜZoomは中国で使えないのか
中国政府が運用するグレートファイアウォール(GFW)は、海外の主要サービスをブロックしている。Zoomもその対象だ。
Zoomには中国版(Zoom中国)が存在するが、国際版とは別サービスで、日本のアカウントとは互換性がない。日本の取引先やチームとの会議には使えない。
一方、Microsoft系サービスは中国政府と提携関係にあり、Teams・Outlook・OneDriveなどは規制対象外だ。VPNなしで安定して使える。
ZoomをVPN経由で使う手順
日本側がZoomを使っており、Teamsに切り替えられない場合はVPN経由でZoomを利用する。
Step 1:日本でVPNを契約・インストール
VPNは必ず日本にいる間に契約とアプリインストールを済ませる。中国ではVPNサービスのサイトにアクセスできない。
Step 2:VPNで日本サーバーに接続
中国からVPNアプリを起動し、日本のサーバーに接続する。接続が確認できたらZoomアプリを起動する。
Step 3:Zoomミーティングに参加
通常通りミーティングIDとパスコードを入力して参加する。
Step 4:接続が不安定な場合の対処
- カメラをOFFにして音声のみにする(帯域を節約)
- VPNサーバーを日本→台湾→韓国の順に変更する
- Wi-Fiからモバイルデータに切り替える
注意:VPN経由のZoomは不安定になる場合がある。 重要な会議の場合は事前にテスト接続しておくこと。
会議前のチェックリスト
Zoom会議の前に以下を確認しておくと、トラブルを最小限にできる。
- VPN接続が安定しているか(接続後5分間テスト)
- マイク・カメラが正常に動作するか
- バックアップの接続手段を用意しているか(Wi-Fi+モバイルデータ)
- 会議の録画が必要な場合はローカル録画に設定しているか
回線が不安定な場合は、画面共有を控え、資料は事前にメールやチャットで共有しておくと会議がスムーズに進む。
おすすめVPN(ビジネス利用向け)
ビジネス会議で使うVPNは安定性が最重要だ。
- かべネコVPN — 中国特化。複数の接続方式でGFWに対応。月額480円
- NordVPN — 世界最大手。NordLynxプロトコルで高速通信。月額$3.49〜
中国で使えるVPNの詳しい比較は中国VPN比較記事を参照。VPN全体の比較はおすすめVPNランキングで確認できる。
Teamsへの切り替えが最善策
可能であれば、中国出張・赴任中はZoomからTeamsに切り替えることを強く推奨する。
Teamsのメリット:
- VPN不要で安定して使える
- ビデオ通話・チャット・ファイル共有すべて問題なし
- Microsoft 365を導入済みの企業なら追加コスト不要
日本の取引先やチームに「中国からZoomは不安定なため、Teamsで会議したい」と事前に伝えておくとスムーズだ。
Teamsは無料版でもビデオ会議・画面共有が可能だ。Microsoft 365のライセンスがなくてもブラウザ版から参加できる。中国赴任が決まったら、日本側のチームにもTeamsの導入を提案しておこう。
代替手段:DingTalk(釘釘)
中国企業との会議にはDingTalk(釘釘)が使われることが多い。中国国内のサービスなので規制の影響を受けない。中国側の相手が指定してくる場合は事前にアプリをインストールしておこう。
合わせて準備すべきもの
ビジネス利用なら以下も準備しておくと安心だ。
- eSIM — モバイルデータ通信の確保。ホテルWi-Fiが不安定な場合のバックアップ
- Googleマップのオフラインデータ — 中国ではGoogleマップが使えないため、事前にダウンロードしておく
- WeChat — 中国のビジネスパートナーとの連絡に必須。名刺交換の代わりにWeChat IDを交換する文化がある
- モバイルバッテリー — VPN常時接続はバッテリー消費が激しい。大容量のモバイルバッテリーを持っていくと安心
中国のネット環境全体の対策は中国のネット環境完全ガイドで詳しく解説している。
まとめ:Teams最優先、Zoom使うならVPN必須
- Teams — VPNなしで安定利用できる。最善策
- Zoom — VPN必須。不安定になる場合あり
- DingTalk — 中国企業との会議用
※VPNの利用は渡航先の法律に従い、ご自身の責任で行ってください。当サイトは特定の国でのVPN利用を推奨するものではありません。