結論:PayPayは海外で使えるが対応国・店舗は限定的
PayPayは海外で使えるが、対応国も対応店舗もかなり限られる。 メインの決済手段としては心もとない。
PayPayの海外利用は「Alipay+」との連携で実現している。対応国は韓国、台湾、シンガポールなど一部のアジア圏に集中しており、欧米ではほぼ使えない。対応国でも「Alipay+加盟店」でしか使えないため、実際に決済できる店舗は限定的だ。
海外での決済は、為替手数料が安いWiseデビットカードをメインに据えるのが賢い。クレジットカードのVisaタッチ決済と合わせれば、世界中どこでも困ることはない。
PayPayが海外で使える国一覧(2026年最新)
PayPayが使える国と地域は以下の通り。すべてAlipay+連携経由での利用となる。
| 国・地域 | 利用可否 | 対応状況 |
|---|---|---|
| 韓国 | ○ | コンビニ・飲食店の一部 |
| 台湾 | ○ | 夜市・コンビニの一部 |
| シンガポール | ○ | ホーカー・商業施設の一部 |
| マレーシア | ○ | 商業施設の一部 |
| タイ | ○ | 大型商業施設の一部 |
| フィリピン | ○ | 限定的 |
| カンボジア | ○ | 限定的 |
| モンゴル | ○ | 限定的 |
| 香港 | ○ | 商業施設の一部 |
| マカオ | ○ | カジノ・商業施設の一部 |
| 中国本土 | × | 非対応 |
| アメリカ | × | 非対応 |
| ヨーロッパ | × | 非対応 |
| オーストラリア | × | 非対応 |
SNSやレビューサイトの口コミでも、コンビニチェーンでは使えたが個人経営の飲食店では非対応というケースが多く報告されている。「使えたらラッキー」くらいの認識が正確だ。
PayPayを海外で使う方法・設定手順
- PayPayアプリを最新バージョンに更新する
- アプリのホーム画面で「海外で使う」バナーをタップ
- 利用規約に同意する(初回のみ)
- 店舗でAlipay+のQRコードを読み取って支払う
支払い元はPayPay残高のみ。クレジットカード紐付け分は海外決済に使えない。残高チャージを忘れずに。
PayPayが海外で使えない時の代替決済手段3選
Wiseデビットカード — 為替手数料が最安
Wiseの海外送金・決済サービスは、ミッドマーケットレート(実勢レート)で通貨を両替できるのが最大の強み。銀行やクレジットカード会社が上乗せする為替マージン(通常1.5〜3%)がかからない。
Wiseのデビットカードは世界中のVisa加盟店で使える。PayPayの対応店舗とは比べものにならない汎用性だ。
Wiseデビットカードのメリット:
- 為替レートが最安水準。銀行の海外キャッシングより有利
- 160カ国以上の通貨に対応
- アプリで即座に利用履歴を確認できる
- ATMからの現地通貨引き出しも可能(月2回・3万円相当まで無料)
Wise公式の試算ツールでも、クレジットカードの為替手数料(一般に1.5〜3%)と比べて長期滞在ほど差が出ることが示されている。
クレジットカード(Visaタッチ決済)
VisaやMastercardのタッチ決済は世界中で急速に普及している。コンビニ、スーパー、交通機関など幅広く使える。為替手数料はWiseより高いが、PayPayよりは確実に使える場面が多い。
現地決済アプリ
長期滞在なら現地の決済アプリを導入するのも有効だ。韓国ならKakaoPay、タイならPromptPay、中国ならAlipayやWeChat Pay。ただし多くは現地の銀行口座や電話番号が必要になる。
海外でPayPay以外の決済手段を準備するチェックリスト
海外で支払いに困らないためのチェックリスト。
- Wiseアカウント開設 + デビットカード発行: カード到着まで1〜2週間かかるため早めに申請
- クレジットカード2枚以上持参: Visa + Masterの2枚が理想
- 現金(現地通貨): 屋台や小規模店舗用に少額を両替しておく
- 海外データ通信の確保: 決済アプリにはネット接続が必須。eSIMの準備も忘れずに。楽天モバイルの海外2GB無料枠も活用しよう
海外赴任チェックリストでは通信・金融・生活全般の準備をまとめている。出発前に目を通しておくと安心だ。
海外からPayPayや日本のアプリを使うにはVPNが必要
海外滞在中に日本のネットバンキングやWebサービスにアクセスする場合、地域制限で弾かれることがある。VPNを導入しておけば日本のIPアドレスで接続でき、普段通り利用可能になる。
中国などVPN規制がある国に渡航する場合は、中国特化のかべネコVPNが安定性で最も信頼できる。21日間の無料トライアルはクレジットカード不要で始められる。
まとめ:PayPayの海外利用は「使えたらラッキー」程度
PayPayの海外利用はAlipay+連携で一部のアジア圏に限定される。メインの決済手段としては不十分だ。
海外決済の優先順位:
- Wiseデビットカード — 為替手数料最安、160カ国以上で利用可能
- クレジットカード(Visa/Master) — タッチ決済対応ならさらに便利
- 現金 — 屋台・市場・小規模店舗用に少額を確保
- PayPay — 韓国・台湾など対応国でサブ的に利用
海外送金が必要な場合は海外送金サービスの手数料比較を参考に。海外送金で多い質問は海外送金の知恵袋まとめも役立つ。また、渡航前の準備全般は海外赴任デジタル準備チェックリストでまとめている。
各国のネット環境や決済事情は国別ガイドを参照してほしい。韓国ネット環境ガイド / 台湾ネット環境ガイド / タイネット環境ガイド